自由詩 数え唄呟き漆黒の刻中

著書

滝川寛之の自由詩 *   数え唄呟き漆黒の刻中 星もなく月さえも 雲がかかった闇夜に 小雨がひとしきりに舞いて 只ひんやりとした風が踊る 孤独身の詩人は歌を詠み 明日空を想いて微風に 君のことだから 目覚めの朝 … 続きを読む

自由詩 冷たくも寒さに凍える窓辺に

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滝川寛之の自由詩 *   冷たくも寒さに凍える窓辺に 無数の雨粒が舞て叩きうる 音色といえど水の模様景色 詩人は思わず布団へ潜り込む 濡れ身に帰る愛猫たるや 鳴き声響く部屋明かり 君は都にて手紙を恋綴りし 私は … 続きを読む

自由詩 幾分冷め止まぬ闇夜に

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滝川寛之の自由詩 *   幾分冷め止まぬ闇夜に 小雨ぱらつき音を立て 星も月もなく雲がかかり 灯した人工光源 暖かみもなく薄く光る 部屋中を魂がさまよい 後方から覗き見うる されど共に生き抜き 幸福舞い込みて … 続きを読む

自由詩 和に満ちたる部屋中と雨ひらり

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滝川寛之の自由詩 *   和に満ちたる部屋中と雨ひらり ぽつらぽつらとした音色鳴りけりて 孤独身なりて詩人は時を想いし また恋々しく 嗚呼 君の姿が愛らしく心に滲み 詩歌を綴りて風に乗せる 私と君と 一つに結し … 続きを読む

自由詩 初夏の朝霧にて涼しさや

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滝川寛之の自由詩 *   初夏の朝霧にて涼しさや 爽々たる透明の景観 木の葉に先が雫 私は想い人として 愛を届けうる 愛猫が傍らに眠り ひとつの笑顔が愛らしくて 都会の街に君が目を覚まし 清かなる風の音を感じる … 続きを読む

自由詩 小雨世界の燕が舞て

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滝川寛之の自由詩 *   小雨世界の燕が舞て 暗い光景色に僅かなり 明日は輝きと希望が 唯一結心 嗚呼 君 私と 駆け抜けゆく 今も昨日とて 望みと美しき泉の 都ははるか遠く しかし詩人は唄う 詩歌として 想い … 続きを読む