詩情
自由詩 朝霧迎えし空模様
滝川寛之の自由詩 * 朝霧迎えし空模様 野鳥囀る夏の刻 運命たる導きと 麦わら帽子にワンピース タラップ軽調に舞し 緑線乗物 私の住む町へと ずだんだ雲行きもなく 快晴たるやはにかみで 手を結び白浜を泳々 … 続きを読む
自由詩 清華に香る夏秋の刻に
滝川寛之の自由詩 * 清華に香る夏秋の刻に 満ちたる月の道しるべ 明星から浮かびし靄の 朝時や涼けさ舞いおりて 劈く陽光の逞しきさよ 只々麗しき水飛沫 丘上から虹伸びゆ 君の住む街へと手紙を伝い 想い滲ませ … 続きを読む
自由詩 虫の鳴き声から小鳥舞う
滝川寛之の自由詩 * 虫の鳴き声から小鳥舞う 鈴のような けたたましく甲高く 緑葉の影に彩果実りし 摘む恋人たちが 海辺の駆上足を伸ばす 岩礁で踵を返すと 水面から小魚が跳ね上り 手を繋ぎて君私成就 遠目に … 続きを読む
自由詩 青の世界に飛行雲一つ
滝川寛之の自由詩 * 青の世界に飛行雲一つ 横に繋ぐ想いたるや 永遠に物としうる心と 快晴なる透明から 輝眩たる線が伸びて 目を細め見やる水平線 大地の雫と木陰と 涼けしき風の舞込みが 踊る小鳥を上空へ 今 … 続きを読む
詩情 静観たる彼方の水平線
滝川寛之の自由詩 * 静観たる彼方の水平線 心洗うる潤しき 上空雲々ちらつかせ 陽光差し込む明暖し 只々気持ちよく包みゆ 明日の輝きから 君が傍らに寄り添いて 詩を口遊みし恋歌と 私は愛を奏でゆき 二人の想 … 続きを読む