自由詩 歩けど歩けど光がささず
滝川寛之の自由詩 * 歩けど歩けど光がささず 闇夜の中 途方に暮れ 地団駄にし 涙も枯れ果て 恐れおののく力も沸かず 冷たい砂利へ仰向けとなり 奇跡を夢見る 遥かなる楽園の 裸で踊る女たちと 何処にでもいる … 続きを読む
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滝川寛之の自由詩 * 歩けど歩けど光がささず 闇夜の中 途方に暮れ 地団駄にし 涙も枯れ果て 恐れおののく力も沸かず 冷たい砂利へ仰向けとなり 奇跡を夢見る 遥かなる楽園の 裸で踊る女たちと 何処にでもいる … 続きを読む
滝川寛之の自由詩 * ほんの僅かなる香りの中で 一滴の音と共に ささやかな陽光と 君の後ろ姿 長い黒髪の毛先に触れると 滑らかで温かくて 恋々しく想う頃合に 私は詩を唄う 狂わされた懐中時計 軋みゆく光景と … 続きを読む
滝川寛之の自由詩 * 明け方の雫たるや ほのかに恋々しく 想いを解き放ち あの人の元へと 朝靄の中 独り身で歩く 君は起きただろうか 砂利道の音が鳴る 海を観ていた 西海岸 太陽は背中から上がる 私は詩人だ … 続きを読む