自由詩 闇夜と共に流れゆく微風

著書

滝川寛之の自由詩 *   闇夜と共に流れゆく微風 変わりとて今日も明日も それでも星々 夜道照灯 月明かりが観たい 願わくば それから朝陽を浴びる 君と共に 私は孤独身の詩人 明日には傍らに佇む 微風とは詩を唄 … 続きを読む

自由詩 摩天楼の灯が消えうせて

著書

滝川寛之の自由詩 *   摩天楼の灯が消えうせて 泉の動物たち 次第に眠りへ誘い 世界が滲み解けてゆくよう 今朝の色彩たるや 四季彩華 花言葉を贈る 君へ 私を あの花は寂しい想い 心と結びつき行くよう 互いの … 続きを読む

自由詩 珈琲の苦みに甘味を加えて

著書

滝川寛之の自由詩 *   珈琲の苦みに甘味を加えて 湯気の揺らめき世界は幻影とし 朝刻の中に生きる 聖の書物を開きて一文を流す 清さたる一善と二善と 愛猫が優しく微笑む頃合 彼方に佇む君のことだから 朝風と共に … 続きを読む

自由詩 朝刻知らせとして風

著書

滝川寛之の自由詩 *   朝刻知らせとして風 緩やかな陽光と薄霧と 寝起き姿の君が想を感じ 私は只々想を届け行きて 二人は今朝も絡まりゆく 微風として匂い滲ませ 香がほのかに甘く恋し空 純情たるや夢幻とならず … 続きを読む

自由詩 黄昏刻の雑踏なる世界

著書

滝川寛之の自由詩 *   黄昏刻の雑踏なる世界 酒場に足音連なりて 金色たるや空模様 日没まで忙しなく 都会に佇む君のことだから 手紙を綴りし届けゆく 私は心を待ち望み 互いに想いし恋々しくて 嗚呼 私は君が欲 … 続きを読む

自由詩 快晴たるや微風心地よき

著書

滝川寛之の自由詩 *   快晴たるや微風心地よき 緑林の香りも匂い漂いて 明日空は光を帯び 唯々直線に注ぎうる 私は詩人として生き抜き 陽光に照らされし想いと 羽ばたくこともなく飛びうる 野鳥のように海を渡り … 続きを読む