自由詩 朝時に音のない風景

著書

滝川寛之の自由詩 *   朝時に音のない風景 明けきらぬ闇夜と 独りきりの部屋中 寂しさは時として鈍器であり 発狂じみた地獄模様 目から血を流し生きる毎日と 一滴たりとて存在しない期待 終わりが見えた瞬間 確か … 続きを読む

自由詩 春の予感

著書

滝川寛之の自由詩 *   春の予感 甘い恋唄の中において 切なさと悲しみ滲む 手を伸ばした先に二人の未来輝きて 虹色に伸びてゆく 君の笑顔がとても素敵だから 私はいつも翻弄されており そしてまたとても恋しくなる … 続きを読む

自由詩 朝の陽ざしから音弾み

著書

滝川寛之の自由詩 *   朝の陽ざしから音弾み 喧騒もまた微睡で 明日の虹と 今しがたの刻 君が奏でた恋唄が 私の心に届き 二人の未来は一つになる 愛とは頑なに生きて 離れることが無く やがて訪れる光と共に 私 … 続きを読む

自由詩 小粒の雨やひらりとして

著書

滝川寛之の自由詩 *   小粒の雨やひらりとして 樹木の陰りに野鳥が集う 空はずだんだくじく雲 暗く寂しい朝の刻 私は君を思い浮かべ 心高鳴る 輝きがこの世界から救うとき 二人は裸で愛し合い ひとつの色彩へ溶け … 続きを読む

自由詩 凍えきった世界において

著書

滝川寛之の自由詩 *   凍えきった世界において 雪の嵐がそれを遮り 白銀の世界とは 美しくも寂しさを滲ます 白鳥が足跡をつけて 狐が茂みから顔をのぞかした 私は白い息を吐き 君の元へと向かう 温かい君の裸体と … 続きを読む

自由詩 晴れ間のある日常と

著書

滝川寛之の自由詩 *   晴れ間のある日常と 雨の降りしきる毎日と 雷が脳天を叩き付ける 痺れを切らせた精神 酷とは地獄そのもの 私は独り想う たった一人しかいない君を 叶うだろうか それは貴女だけが知っている … 続きを読む