自由詩 何もかも悪夢の世界に居た

著書

滝川寛之の自由詩 *   何もかも悪夢の世界に居た 腐り果てた土壌の 全く光が差さない天空 私は死体となり 血みどろに溶けゆく 骨は灰となり 叩きつけられた重しと 冷たい風によって 私の存在は無かったものになる … 続きを読む

自由詩 目まぐるしく交錯する思想と

著書

滝川寛之の自由詩 *   目まぐるしく交錯する思想と 雁字搦めの藻掻きと 褐色した鮮血の沼において 私はどれほど死に絶えただろう 天空は灰色で光を遮り 寒さに打ち震えながら 誰もいない世界で血の涙を流す 地獄の … 続きを読む

自由詩 群青色緑

著書

滝川寛之の自由詩 *   群青色緑 きのえの青空と過ごし 鮎の泳ぎもなだらかで 川べりからそよぐ草露の 恋しさ滲む光 愛を募らせ 恋に泣き 想いとは頑なに生きて 二人は一つになる 運命とは叶うものだから 君と私 … 続きを読む