自由詩 紅の香りから一息つく

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滝川寛之の自由詩 *   紅の香りから一息つく 外界は曇り空であり 陽光も差さず 乾いた冷たさが身に染みる 温かい飲み物とは癒しの刻 その世界において独り 只々君の笑顔が恋しくて 明日は虹が広がるだろう 来てく … 続きを読む

自由詩 小雨ぱらつく朝霧の

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滝川寛之の自由詩 *   小雨ぱらつく朝霧の 世界はどんよりしており 空の彼方は灰色に満ちて その向こう側へ手を伸ばす 柔らかい手と温もりと 君の笑顔が差し伸べうる 二人は思いのまま一つに交え 激しくも狂おしく … 続きを読む

自由詩 桜花満ちゆきて微風の舞

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滝川寛之の自由詩 *   桜花満ちゆきて微風の舞 今朝の温もりもまた穏やか 過ぎ去りし者達の産物が 遠くの方でサヨナラを告げる 新しい朝とは君のこと それでも二人は離れた世界 海の青と空の色彩が心情として 凪な … 続きを読む

自由詩 回りうる渦中において

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滝川寛之の自由詩 *   回りうる渦中において 只々手を伸ばし奇声を上げた 狂いの境地世界は 漆黒と血生臭さと破滅 脳天をハンマーでかち割り 私は死体となる しかし 確かに温もりが芽生えて それが君からの接吻と … 続きを読む

凍えうる雨音の厳しさや

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滝川寛之の自由詩 *   凍えうる雨音の厳しさや 只々闇夜において響き行き 寝静まる民の夢の世界 流れゆく頃合にて ひたすら 陽光の眩しさに虹があるといい それから傍らに君の姿 そして私のほほえみと 手をつなぎ … 続きを読む

自由詩 小雨がぱらついた外界

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滝川寛之の自由詩 *   小雨がぱらついた外界 くすんだ煙草の匂いと 紅茶の色彩が今し方 雷が叩き付けると さらに激しく世界は涙し 私の心を憂鬱にする されど音楽は優しく包み 明日の唄が流れゆく 君の肌香は恋々 … 続きを読む