自由詩 雲の厚さに風舞なり

著書

滝川寛之の自由詩 *   雲の厚さに風舞なり 琥珀のお茶を啜りて 朝解けの雫と 御玉杓子は池の中 蛙と鳴き虫とが合唱せり 野鳥の群れが電線で囀る 人々の生活音たるや 気に留めることもなく 私は只々君に会いたい … 続きを読む