自由詩 漆黒の闇夜に雨音激しく

著書

滝川寛之の自由詩 *   漆黒の闇夜に雨音激しく 濡れた愛猫が冷たそうで 煙草の煙を吐き捨て 微睡みの世界へ 詩情はやがて舞い込み 上空を奏天へ遠く遠く 枕元に届くといい 君の寝顔と寝音とが 私の傍らで毎日過ご … 続きを読む

自由詩 漂いゆ晴天の風舞たるや

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滝川寛之の自由詩 *   漂いゆ晴天の風舞たるや 恋々しさと想いは通じ 誠の真実とは一つの交わり 君と私は鮮やかな色彩として 共に未来を構築す 丘の上から虹が掛ゆき 世界はあたかも歓喜に溢れ 二人の世界たるや … 続きを読む

自由詩 久し晴天風もはにかみゆきて

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滝川寛之の自由詩 *   久し晴天風もはにかみゆきて ひとつ女性の笑顔と唇恋しく 詩人は恋し想い青空へ滲ませう 今日も唯只 愛くるしく君姿を浮かびゆ 私は舞うように手紙を綴る 二人はひとつであり その色彩とは虹 … 続きを読む

自由詩 雲の厚さに風舞なり

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滝川寛之の自由詩 *   雲の厚さに風舞なり 琥珀のお茶を啜りて 朝解けの雫と 御玉杓子は池の中 蛙と鳴き虫とが合唱せり 野鳥の群れが電線で囀る 人々の生活音たるや 気に留めることもなく 私は只々君に会いたい … 続きを読む

自由詩 明けたる大地と萌しと

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滝川寛之の自由詩 *   明けたる大地と萌しと 遥かなる虹色と 遠くに広い海面たるや 唯只、感慨無量にて 私は詩を歌い 口笛を含ませ 手紙として君へ届けゆく 君はとても素敵な女性だね 優しくて聡く唇が柔らかくて … 続きを読む

自由詩 薄闇の雫から音色木霊し

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滝川寛之の自由詩 *   薄闇の雫から音色木霊し 辺りのざわつきと静けさと 混同した世界において 唯々一つ君へ想いを馳せ 詩人は今朝も詩を唄う 野鳥のさえずりに起床す 君のことだから 私の手紙に舞い上がりて そ … 続きを読む