自由詩 青の透明に漂いさ迷う

自由詩
自由詩

滝川寛之の自由詩

*

 

青の透明に漂いさ迷う

朝の雫たるや弾きゆき

光りの先に線が伸びて

木の葉の揺れ具合

唯々音もなく

さざ波に舞う飛魚が

太陽の天辺へ消えゆき

明日の頃合し時を刻む

君のはにかみが温く

白き柔らかく

細い指を伸ばして

私の頬に触れる

唇は赤

それから彩くて

結しき心の窓辺へと

二人は歩みゆく

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