自由詩 朝闇の小雨やぱらつきて

著書

滝川寛之の自由詩 *   朝闇の小雨やぱらつきて ぽつらぽつらと足音潜め 蛙の鳴き声が届きゆく 小鳥のさえずりもなく 雑踏は静けさに満ちて 唯々雨音だけが心を知らす 風もなく舞い上がることもなく 渡る先の虹とは … 続きを読む