自由詩 夕闇の想いが音楽と溶け合い

著書

滝川寛之の自由詩 *   夕闇の想いが音楽と溶け合い 部屋の片隅から流れるよう 独りの世界において 藻掻き苦しみ 目から血を流す この世の果てに声はなく 只々君への気持が増すばかり 私は瞳を閉じて訊くと 瞑想は … 続きを読む

自由詩 恋の涼風が青色で

著書

滝川寛之の自由詩 *   恋の涼風が青色で 緑の芝から蛙の鳴き声がする 木々に潜む野鳥たち 朝の目覚めと共に歌を唄う 光が差し込む部屋に 裸の君と私がキスを交わし 一つに溶けゆく世界があって 愛のすべてに酔いし … 続きを読む

自由詩 恋々しく

著書

滝川寛之の自由詩 *   恋々しく 華やかで 澄み切っており 良い香りのする 想い 今し方の朝露は雫となり 花々の命を育む 青く 清い 緑色した 彩 私は今日も君を向き 暖かく微笑む 手を繋ぎゆく白浜の 隅の岩 … 続きを読む

自由詩 朝の雫と静けさと

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滝川寛之の自由詩 *   朝の雫と静けさと 朝霧の向こう側 微かに追い求めてゆく幻影たち 落ち葉の表面にカタツムリがすべる 砂利道の中で音を立てて歩くと 向こうの丘から虹が出た 君は寝ている あの街 片隅の部屋 … 続きを読む

自由詩 明るみなる恋文と

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滝川寛之の自由詩 *   明るみなる恋文と 愛の行方は真っ直ぐに 私は歩いていた 山間の町並みから野鳥の声 一滴の緑風 この坂を越えた先を 私は歩いていた 陽光は遮るものもなく 只々眩しくて 麦わら帽子の君は … 続きを読む

自由詩 暗闇の先に終わりが見えて

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滝川寛之の自由詩 *   暗闇の先に終わりが見えて 人生を終えた詩人 風だけが便りで届く 雑踏にとけゆく姿と声が あちらの彼方へ響き 振り返ると何もなくて されど哀しくなり 新しい世界へ消えゆく 嗚呼 私は生き … 続きを読む