無料連載

滝川寛之の自由詩 ＊   霧々たる朝刻の世界 夏の深緑から小鳥が鳴く 透明なる青さと 癒しの水辺 鹿の足跡が続く 泉の反射に目を細めて 麓の向こうから風が舞う やがて虹が伸び 彩さの中に二人は集う 君の笑顔が素 … 続きを読む

滝川寛之の自由詩 *   青空の爽快輪と 葉先の眩輝 線を描いた世界に 喧騒音もなく 泉の育み 深緑に漂匂されど 艶やかなる透明色 光々に踊り 詩を歌う 心中目覚ましき 震える大地も 故に想いを全うし 詩人の恋 … 続きを読む

滝川寛之の自由詩 *   千切れ雲ぽつりと 遠浅の白い砂浜 上空の青は流れゆき 水平もまた穏やかに 朝に迎える光の粒と 生命なる煌めき 雫がしたり水の音色 緑の先に虹が浮かぶ 一つの陽光とは 紛れもなく君の事で … 続きを読む

滝川寛之の自由詩 ＊   寝息広がりて闇中 夜影なる月明かりし 星々もまた潜みて 音の無い世界と 朝刻を迎い入る 遥かに香った緑林と 透明の青 陽光差し込む頃に 生命漲りし 蝉と野鳥の群れ 流線形に舞う蝶々が … 続きを読む

滝川寛之の自由詩 ＊   黄朝けたたましく蝉の声 線を帯びた白雲浮かびて 青の空と光と 雀の群れが舞い上がり 草木の雫が垂れる 僅かなる透明な自然匂 手を繋ぎ歩き行き 木魂した漲りは 今日という糧となりて 私と … 続きを読む

滝川寛之の自由詩 *   朝陽と清かな風に 光なす帯と虹の先 乾いた蝉が木魂する 詩情が風に舞い 上空から届けし 更に窓辺へと 恋々しく包み込み 明日の灯火を示しうる 彼方の先で 彩があるように 君と私 広がり … 続きを読む