散文詩 「わだかまりが嘘のよう」

「わだかまりが嘘のよう」

わだかまりが嘘のように晴れた今朝は、
なんだか、君との新しい朝を思い出す。
激しくもみだらに、
濃厚に絡みついた裸体から噴き出す汗をそのままにして、
絶頂を迎えた丑三つ時。
そう、確かにあの時も、
手足は震えたものだった。
快晴とは無縁のように思われた人生だった。
だからこそ、空の青さに感動を覚えたね。
霜に濡れた雨音が、
トタン屋根の表面を毎日たたいていた。
それでも、
生きている限り、
自然と前へ進む。
たくましく生きた半生。
残りの半分は楽しませてもらうよ。

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