無料小説 処女作品@「愛するということ」最終章 =51=

日々があっという間にすぎて中学二年も終わりに近づいた頃、正樹と智彦の関係は、親睦を深めお互いに無くてはならない存在となっていた。勿論、恵との関係も特別な物となっている。特に智彦の恵に対しての態度が大分変化していた。それは正樹の存在が彼をそうさせた。智彦も正樹の感情と同じく恵の事を想っている。それは最初から分かっていた事だ。しかし、智彦は正樹に対して嫉妬する事など絶対にしなかった。それが友情だからだ。登下校は何時も三人一緒だった。しかし、何時だろうか。智彦が風邪で学校を休んだ日があった。その日の帰り、恵と正樹は初めて完全と二人きりになれた。いつも近道で使っているあの公園でだ。公園までの帰り道、二人は一瞬一瞬を大切に歩いていた。ぽつりぽつりと恥じらいながらの会話がされた。そして、時を止めたように、やがて会話は途切れた。その直後だった。 “無料小説 処女作品@「愛するということ」最終章 =51=” の続きを読む

無料小説 処女作品@「愛するということ」最終章 =50=

智彦と恵に出会ってから最初の日曜日。正樹は智彦の部屋に午前中居た。二人は最初からお互いに好意的だった為、直ぐに仲良くなれた。勿論、恵も同じだった。恵と智彦は初日こそ正樹に対して互いに何となくぎくしゃくとしたが、二日目の朝からはそうではなくなっていた。三人はある場所で待ち合わせをして一緒に登校していた。帰りも三人一緒だった。恵と智彦のおかげで学校への近道やその他の地理も分かった。この辺りは公園が多く存在していて、その中の一つが学校への近道として利用されていた。展望台からは西海岸が遠くに望める。そんな公園だった。この日の日曜日の午前中は、ゲームを楽しんだり話をしたりで智彦と正樹は盛り上がった。正樹は昼ご飯をご馳走になった後、智彦に恵の家へ行ってみようと持ちかけられた。午前中は宗教的なことをしており会うことは出来ないが、午後からなら彼女に会えると言うことだった。勿論、正樹は承知した。 “無料小説 処女作品@「愛するということ」最終章 =50=” の続きを読む