日記帳 @新年早々、筆を滑らせています。

@新年早々、筆を滑らせています。

あけましておめでとうございます。平成最後の正月を迎えましたね。昭和から平成へ変わるときは正月に昭和天皇が倒れましてね。新年早々、テレビ番組が全て中止になって、皇居の何橋というんでしたかな? 有名な橋なんですけれども。三日間ばかり全チャンネルでその橋の映像だけ流れて、当時13歳だったかな? 何ともつまらない正月だなと思っておりましたが、今考えてみると相当失礼でしたね。苦笑 それでね、小渕さんがまだ閣僚の時代ですよ。首相時代ではないんですね。「平成」の元号をテレビで発表したんです。それが卒業アルバムに写真付きで載っておりましてね。まあ、アルバムは消えてなくなっているんですけども。苦笑 今年は誰が発表するんでしょうね? 歴史に残る写真になるので担当に当たる方は近い将来、総理大臣になりますよ。要注目です。あっけなく安倍さんが担当するかもわかりませんけれども。苦笑

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無料小説 処女作品@「愛するということ」第五章 =32=

――“神よ、あなたは死んだ者の為に奇跡を行われるでしょうか?

亡き人の魂は起き上がって貴方を褒め称えるでしょうか?

貴方の慈しみは墓の中に、貴方の誠は滅びの中に、宣べ伝えられるでしょうか?

貴方の奇跡は暗闇に、貴方の儀は忘れの国に知られるでしょうか? “

彼女は言葉を発した。

「しかし主よ、私は貴方に呼ばわります。明日にわが祈りを貴方の御前に捧げます」

恵は涙を止めた。それは悲しみの分、また一つ精神が通常よりも速い速度で何年分も先へと到達した瞬間であった。その時だった。

幾つかの人影がコチラへ向かって歩いて来るのが見えた。誰だろう? 恵は思った。人影はどんどん先ほどよりも此方へ近づいてくる。やがては一体誰なのか容易分かるほどその人影が此方まで歩み着たとき、恵は人物が健二だと分かった。瞬間、彼女の顔が強張った。

「よう、久しぶりだな」

「久しぶり? 何時も礼拝とか何処かで会ってるじゃない」

正樹と智彦は彼に陥れられたと話は聞いている。それなのに図々しくも友達のように自分へ声をかけた健二に対して恵は奥底から腹が立った。恵は堪える事無く言った。

「それに、あたしは貴方と話なんかした記憶なんてこれっぽっちも無いし。本当、自分で図々しいと思わないの?

「チッ!

 健二はどうやら言い返す言葉を失った様だった。

「何か用?

 恵が冷たい眼差しで発した。

「いや、別にお前に話があってわざわざ来た訳じゃない。たまたまさ。何時も向こうのタンク裏で煙草吹かしてるからな。まあ――」

こちらからもう一つ丘へ上がった体育館の奥はちょっとした森林となっており、その入り口となる場所付近にこの施設の飲料用としているコンクリートで出来た大きな貯水槽が二つ並んである。そう言えば過去に蛇口から出た水がとても生臭い異臭を放ち不意に水を飲んだ者はたちまちに腹痛と下痢をすると言う事件が起きた。職員と専門業者が調べた所、原因はその貯水タンクに猫の死体が投げ込まれていた事からだった。犯人はまだ見つかっていない。あれから二つの貯水タンクの蓋はチェーンと南京錠で頑丈に締められ固定された。恵は、あの事件は恐らく健二の仕業だったんだと、この時霊的なものから感付いた。

「本当に貴方って最低な人ね」

 健二の話などろくに聞く事無く恵は口に出してそう言った。

「最低? おい、今の話しに最低な話しなんかあったか?

「貴方の話なんか知らないわ。猫殺してタンクに入れたのは貴方でしょ?

「おいおい、いつの話だよ。こいつ可愛い顔して頭おかしいんじゃないのか?

 側にいる仲間達に顔を向けて健二は言った。

「やったのは貴方よ。そんな酷い事して楽しいの?

「ああ、楽しいさ。快感だね」

 健二はまるで面白半分に話を合わせる様にしてそう言った。

「野良猫に残飯あげてる時に、棒で殴り殺すんだ。楽しいぞ」

急に恐ろしい形相となりそう発した健二を見た瞬間、恵の全身に鳥肌が立った。

「おかしな人。貴方どうかしてるわ」

恵はそう言ってから荘へ戻ろうとベンチから立ち上がり歩こうとした。その時だった。「おっと、ちょっと待った」と、健二がそれを阻んだ。「どいて」恵は言ったが、彼は彼女の言う事をとても聞き入れてくれそうには無かった。

「正樹は逃げたぞ。またお前を見捨ててさ。まあ、結局こんなもんだろ?

「正樹の話はしないで」

恵の言葉を無視し健二は話を続けた。

「恋愛? 此処でそんな物求めるほうが可笑しい。馬鹿げてる。あいつもそれにやっと気付いたんだろ? まあ、俺が奴でも同じ様に逃げただろうよ」

「何が言いたいの?

「結局は自分一人生きる事だけで精一杯なんだって事さ。まあ、お前だって同じだろ?

「違う!

 恵は思わず声を荒くしてそう発した。

「違う? おいおい、本音はそうじゃないだろ?

「正樹が逃げたのは全部貴方のせいでしょ! 貴方がそうさせた。それなのに最低ね」

 恵は毅然とした態度で言った。

「まあいいさ。何とでも言えばいい。まあ、でもとりあえず智彦が死んだ事で、裕美も随分気が楽になってるだろうよ。病院の中でな」

 言って、健二はにやけて見せた。

「貴方には人の心が無いの? 本当に最低以下だわ」

健二は「フン」と小癪な態度をとってから、再び話しをし始めた。

「そう言えば、あいつが自分から階段を転げ落ちて死ぬ前、おかしな事を言っていたな。俺のもう一つはもう無いって、いや、俺のもう一つはここで終わっている……だったかな? 訳の分からない事抜かしやがるからあいつの肩強く押してやったよ」

 言われて恵は一瞬唖然とした。がしかし、我に返った恵は思考を巡らせてから言った。

「貴方が……智彦は事故じゃなくて貴方が殺したの?

「自分からって言ったろ? 智彦が死んだのは、俺のせいじゃない」

「黙って! 貴方が智彦を殺したんじゃない!

恵は許せない気持ちで心の中が一杯になった。

「貴方が……貴方が階段で智彦の肩を押して無ければ、彼は死んでなかった」

恵の睨み付けた目から涙が溢れ出した。

「酷い。でも、どうして? どうしてなの?

健二の話から、智彦は階段で事故に遭う事を知っていた様に恵は感じていた。また、彼はもう一つある健二の運命までをも見ている。智彦は自身の運命を変える事が出来た。しかし、彼はあたかも神と約束を交わしたかの様に、強い意思で流れるままに何もしなかった。人生には裏表が向かい合って存在している。二つは決して互いの影をなくし一つになる事は無い。彼は何かを見、そして変えてはいけないと悟った。それは一体何の為? 一体誰の為に彼は運命を何一つ崩す事無く死を迎えたというのか?

「彼は見た……もう一つの現実を……」

 正樹の話したとおり、智彦は未来を見ている。恵は正樹の声が聞こえた後に出した言葉を、小さく独り言にこの時も呟いた。

 恵は我に返って健二に問いかけた。

「貴方の目的は何なの? どうして酷い事ばかりするの?

「雑草があるだろ?

「え?

「この辺にあっちこっち生えてる雑草さ。みっともなくて誰からも良く見られない。刈られても刈られてもまた同じ醜い葉が伸びる。綺麗な花なんか一生咲かなければ、変わる事もできない。雑草は雑草のまま一生終わるんだ」

健二は溜息を漏らすように溢した。そして言った。

「此処に居る俺達はな、みんな雑草なんだよ」

「施設の皆は雑草? 違う! 貴方は全部間違ってる。どうかしてるわ」

「おいおい、お前は違うと思っていたのか? それとも正樹たちと一緒に違う草にでもなれると思ったか? それならとんだ夢物語だ。忘れるな、俺達は皆捨てられて此処に居るんだ。世間から見れば俺達は人間じゃない。野良犬と同じ扱いさ。可哀想だとエサを与えられて何とか生きてるだけ。家族の愛も無ければ、外にある世間体の教養もない。良き未来への始まり? 誰かが言ってたけど、そんな物、俺達にはない。良き未来なんてある訳が無いだろ。もう最初から人生なんて終わってるんだからな」

「話にならない。貴方は馬鹿よ。どいて、もう帰る」

 しかし、誰一人として彼女から退こうとはしなかった。

「お願い、此処を通して」

 言って、恵は押し通ろうとした。しかし阻止され言われた。

「そう急ぐな。まだ話は終わっちゃ居ない」

「まだ雑草の話でもするつもり? うんざりだわ」

恵は健二を睨み付けた。

「そうさ、雑草の話さ。とにかく俺達は皆、雑草として生きるしかない。見下されて馬鹿にされない様に棘なんかも生やしてな。なのに、お前らはそれを分かろうともしないで、忘れていた」

「忘れてた? 忘れてる事なんか何も無いわ」

 恵に言われて、健二は首を横に何度も振った。それから言った。

「此処に人並みの平和があって、それがそのまま続くと思ったか?

「信じて祈れば終わらない。恵は正樹と――」

「これ以上聞きたくない!

 健二が遮り大きな声で言い返した。恵は一瞬たじろいだ。彼は続けた。

「どれだけ祈ろうと信じようと平和なんて来ないさ。誰にもな。だからお前らだけ幸せってのは、此処では誰も認めないし許されない」

健二が周りに目をやった。そして「おい」と、合図をやった。恵は健二の仲間に両腕を捕まれた。持っていた着替えの体育着やタオルは取り上げられそこら辺に投げ捨てられた。

「何? ちょっと、何よ」

 恵は一瞬頭が真っ白になった。そして、まさか――と、そう察した時、「ちょっと、離して!」嫌!」命一杯に暴れて両腕を解こうとした。が、力及ばず、とても解く事など出来ない。健二はかまわず話を続けた。

「どんだけ叫んでも、もうお前は誰にも助けてもらえない。先生に言いつけて里親にでも出るか? まあ、女のお前が行けばただの島流しさ。俺の姉貴と同じ事になるだけだ」

健二が急に悔しさを滲ませた表情で涙を浮かばせた。

「俺は何回も見たんだ。まあ大した話しじゃないさ。只、世の中は不公平。下の人間は良い様に利用されるだけ。そして誰もその事に目をくれやしない。だから同じ事が繰り返される。ずっと犯されるんだ。俺の姉貴はな、取り上げられたんだ。壊されて盗まれた。それでも盗られた幸せは、そいつらを幸福にも裕福にもさせる。過ちが間違いじゃないんだ。なんでも不公平の下許されるのさ。俺の姉貴は生贄と同じで、欲求で飢えた人間の為に犠牲にされたんだ。悪い人間の為に良い人間が滅ぶ。おかしな話だろ? でも、それが答えなのさ。外では奴らみたいに吐き気のする成金の馬鹿笑いのネタに、俺達は一生良い様に利用される。本当の脳みそ空っぽの馬鹿に、弱みを握られてコケにされるんだ。そして無理やりにも力任せに取り上げられる……幸せをな。本当に与えられた不公平は毒だ。少なくとも此処ではな。もう沢山なんだよ。俺はもううんざりだし見たくないんだ。分かるだろ? 最初から最後まで此処では皆同じで良いのさ」

「可哀想な人。本当に可哀想な人」

 哀れむと言うよりも責める口調で恵はそう言った。健二は思わず叫んだ。

「煩い! 黙れ!

恵は再びと健二を睨み付けては冷静に言った。

「貴方は全てを知る神じゃない。それに、不公平は貴方がそう思ってるだけ。出来事には必ず理由があるし、もっと他に考えるべき事は沢山あると思う。恨んでばかりじゃ、何時までも不公平のままだわ」

「黙れって言っただろうが!

 健二の平手打ちにより恵の頬が赤く膨れ上がった。

「只、マセただけのお前に何が分かる?

「別にマセてなんかない。貴方が何も知らないだけよ」

健二が今度は思い切りに平手打ちをした。恵は余りの痛さに涙を滲ませた。

「雑草がはみ出して並びが悪いのを見つけた時、どうするか分かるか?

「知らないわ。お願いだから、もう帰して!

 恵は再びと藻掻いた。しかし解けない。健二は恵から見て恐怖を感じるほどに形相を変貌させた。そして言った。

「並びが悪けりゃ、引っこ抜いたり根っこから刈るのと同じでな、皆でそいつを引き摺り下ろして、もうはみ出した事が出来なくなる位に破壊して教えてやるんだよ!

 次の瞬間、健二が恵の着けているシャツのボタンを上から引っ張って千切る様に強引と剥ぎ、彼女の前方を露出させた。

「嫌! やめて! 誰か、誰か助けて!

恵はありったけの声で叫んだ。しかし、辺りには健二らグループ以外に誰も居なかった。もはや絶望だった。健二は、白いブラジャーのストライプを無理やりに肩からずらし、全体を下へと押し下げた。途端、想像していたよりも綺麗でとても成長した乳房が露出した。彼の股間に小さからぬ快感の波が押し寄せて来る。

「嫌――!

 両腕を健二の仲間らにがっしりと捕まれた状態から恵が叫んだ。

「足が邪魔だ。足も捕め! 横に倒すんだ。そうだ、よし、下も脱がせろ」

恵はスカートを捲り上げられた状態から下着を脱がされた。彼女は勿論抵抗した。しかし恵の反抗も空しく、その後、彼女は強引無理やりに秘部を健二に愛撫され、健二から順番に性的暴行を長時間受けた。

「真っ先に恨むんなら、逃げた正樹を恨め」

「許さない……絶対に許さないから!

しかし、恵の憎しみに満ちた声は誰の耳にも届く事はなかった。

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日記帳 @謹賀新年

@謹賀新年

謹んで新年のお祝辞を申し上げます

旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、

誠にありがとうございました。

本年も相変わらず、

よろしくお願いいたします。

皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

ありがとうございます。

滝川寛之

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