日記帳 @文学賞落選してね、平気なふりしているけれど

@文学賞落選してね、平気なふりしているけれど

みなさん、おはよう。またまた久しぶりの日記になるね。文学賞落選してね、平気なふりしているけれど、やっぱり心のどこかではひどく落胆していたのだろうね。

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散文詩 @「言葉」

「言葉」

言葉にならない想いとは?

それは果たしてなんだろう。

朝はこうして訪れを迎え、

そして、おはようございます。

が交わされる。

何気ないひと時。

でも、今は今しかないから、

やはり大切だよね。

あなたの言葉は何ですか?

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無料小説 処女作品@「愛するということ」第四章 =24=

『ああ、わがはらわたよ、わがはらわたよ、わたしは苦しみにもだえる。

ああ、わが心臓の壁よ、わたしの心臓は、はげしく鼓動する。

わたしは沈黙を守ることができない、ラッパの声と、戦いの叫びを聞くからである。

破壊に次ぐに破壊があり、全地は荒らされ、わたしの天幕はにわかに破られ、わたしの幕はたちまちに破られた。

いつまでわたしは旗を見、またラッパの声を聞かなければならないのか。

わたしの民は愚かであって、わたしを知らない。

彼らは愚惨な子どもらで、悟ることがない。

彼らは悪を行うのにさといけれども、善を行うことを知らない』

あの日から一週間も経たぬ内に、懸念されていた出来事が『沈黙』を破り、聖書のお告げとおりに『その音を、心臓をはげしく鼓動させて聞く』ことになった。

「正樹、ちょっといいか?

正樹にとって一番の親友である智彦が、施設内からの外出が許可された日曜の昼すぎに園外散歩へと誘いに来た。正樹はこの日昼食後、恵と再度二人きりで会う予定だったが、智彦がどうしてもと言う事で今回は彼に付き合うことにした。二人はこの施設から港がある方向へと歩いた。

「なんだよ、話って。裕美の事で相談でもあるのか?

 この道ならば決まって立ち寄る場所に着いたとき、正樹は訊いた。佐々木智彦には安田裕美という恋人が居た。彼女は、正樹と智彦の二人と同じ様に、恵にとって一番の親友だった。恵と正樹が交際を始めた当初、お互いの友達として何度か顔を合わせていた。智彦と裕美の深い関係はそこから自然と始まった。

「いや、違う。恵とお前の事でなんだけど……、健二の奴が何か企んでるらしい」

彼ら二人から見て一つ先輩である中田健二というこの人物は、ほとんどの児童が中学卒業と同時に卒園していくこの施設の中で、片指ほどしか残らない高校生の一人だった。彼は高校入学よりいきなり園外に居るタチの悪い不良グループとつるんではそれを園内外問わず利用し幅を利かせていた。元々本当の仲間に恵まれなかった彼は、前々から正樹と智彦を何故か嫉んでいた。正樹と智彦の二人は施設内の男子児童らに人気があり、その為、彼らにとっては全てが友達だった。勿論、その中には健二も入っていた。健二は中学を入ってから直、姉と共にこの島より遠い小さな島へ『里親』に出た事があった。彼は高校受験の際、本島にある高校を希望した。そして特別な推薦で入学しこの施設へと戻った。姉の方はそのまま島から本土へと就職したとの事だったが、しかし、それが本当か嘘かは園児の誰にも分からなかった。彼の性格は、年上や同年などには関係なく、昔から誰に対しても陰気で大人しくあまり笑みを見せる事が無かった。その為か、いつでも健二は仲間と居る時ですら心はとても孤独だった。健二はグループのリーダー的存在の人物がとても羨ましかった憎く見えていた。“全てを破壊し我が物としたい”いつしか彼は悪に心を売りつけた。欲求を満たすべく計画は、誰にも知られる事無く確実に着々と進んでいた。『報復』を武器とすべく強い仲間を探しては気に入られようと、彼は何もかも行ったその武器が目に見えるものとなった時、今度は標的を弱らせるべく、彼は周囲から密かに攻め入った。正樹と智彦の周りに居た友は何時の間にか健二を中心に動いていた。健二は嘘を付くのも上手かった。二人の友を囲った後に行う心理作戦にて片っ端から此方へ友達らを寝返らせていた。恵が後に言った。

「この出来事も、まるで聖書のお告げの様。ほら、見て――」

エレミヤ書第四章十九節からある言葉は、正にこの時起こった出来事を予言していたように、全てがぴたりと一致していた。

『ああ、わがはらわたよ――

『――破壊に次ぐに破壊があり、全地は荒らされ、わたしの天幕はにわかに破られ、わたしの幕はたちまちに破られた。』

健二の奴が何か企んでるらしい――。それは正樹も前々から気が付いては居た。

「最近、学と健一や博史まで、なんか様子が変だろ? それもこの事に関係してるんじゃないか?

「そうだな……」

正樹はため息をこぼすように一呼吸入れた後、この場所から見える沈んだテトラボットの揺らぎを眺めた。今二人は消波ブロック群の一角に座り込んでいる。

「もしかしたら『征服』とか言う馬鹿らしい事なのかもな」

「あいつ根暗だしな。言えてる」

 納得した智彦が少し笑った。

「どうする?

「なるようになるさ。別に俺達が悪い考えしてるわけじゃないし」

「そうだな。好き勝手に悪どく天下気取ろうが何だろうが、俺達には関係ないしな」

「学とか健一とか博史も、好きで向こうと仲良くしてるんだろ?

「ああ、馬鹿みたいに隊長殿! て兵隊ごっこ楽しんでるみたいだよ」

「結局、相棒はお互い一人だけだな」

「ああ、そうだな。でも、今まであった友達って何だったんだろうな? なんか健二より、あいつらに腹立ってきた」

「まあ、これで本当の親友は一体誰なのかよく分かったし。それが、まさか智彦とはな」

 正樹は冗談ぽくそう言って、この場にある嫌な空気を一気に吹き飛ばした。二人はこの上なく大声で笑った。しかし、実はこの時、正樹は恵の話を心の中で思い出していた。

『見よ、主はこの地をむなしくし、これを荒れすたせ、これをくつがえして、その民を散らさられる。――すべての喜びは暗くなり、地の楽しみは追いやられた――』

この日の朝の礼拝で読まれた『イザヤ書第二十四章』にあるこのお告げが、彼女はとても怖いと言っていた。そしてまた、恵はこう付け加えた。

“これは全部神の仕業で、そして自分は、そこから答えを見つけなければならない。“

――いったい、これから何が起きるというのか? 聖書の話が事実となるならば、これから起こりうる出来事は、暴行のみで終わるという物ではない。いや、このお告げによる世界は、既に生まれた時から始まっていたのではないか? これまで聞いてきた恵の奇妙な話は、不思議な事に理屈を通り越した話とこの世界で起こる出来事が常に一致した。正樹は既に、彼女の特別な能力を理解していた。それは、彼自身が光の存在を思い出し悟ったあの時からである。

「なあ、智彦。光の世界はあるって言ったら、信じるか?

「光の世界? 何だそれ?

「もう一つの世界の事だよ。心霊現象の話とかで良く言われてるだろ? あの世みたいなでも、なんかそれとはちょっと違う現実的な世界」

「ああ、その手の話ね。うん、どうだろ? 有るんじゃないの? 見たことないから分からないけどね」

 智彦は両腕を上げてみせた。

「俺は見た事があるって言ったら?

「え? 本当かよ! それで、どうだった?

「いや、それがさ、何と言うか説明しにくいんだよ。光が何かを見せているような……こう、何て言えばいいんだろう、誰かが未来を見せてる様な感じかな?

 正樹はここで恵の体験談も話しかけたが、「普通でありたい」と特殊な経験を周囲に隠す彼女の為に止めておいた。――自分は光の理由を求める必要があるのか? もしかしたら、あの時に聞いた“恵がこれから探す答え”というものは、この自分も何か関係していて、自分も彼女と同じ様にこれから答えを探さなければならないのかもしれない。光の理由はきっと其処から見えてくる。正樹はそう考えた。

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