散文詩 @「初夏の夕べ」

「初夏の夕べ

初夏の夕べは落陽もなだらかで、

東の風から緑のかほりがわずかに残された。

明日頃から落ち着き直して筆を持てる。

そう考えている私は時期尚早だろうか?

明星は誰かの落とし物であるように、

この愛も誰かの拾い物。

まんべんなく過ぎ去りし声は、

今日も君の耳には届かなかった。

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無料小説 処女作品@「愛するということ」第四章 =23=

愛すると言う事~第四章

 時は1990年。

あの夜の最後に恵が話したとおり、悲しくも二人の関係は徐々に一つの終わりへと向かい始めた。

 

『見よ、主はこの地をむなしくし、これを荒れすたせ、これをくつがえして、その民を散らさられる。

地は全くむなしくされ、全くかすめられる。

地は悲しみ、衰え、世はしおれ、衰え、天も地と共にしおれはてる。

地はその住む民の下に汚された。

これは彼らが律法にそむき、定めを犯し、とこしえの契約を破ったからだ。

それゆえ、のろいは地をのみつくし、そこに住む者はその罪に苦しみ、また地の民は焼かれて、わずかの者が残される。

新しいぶどう酒は悲しみ、ぶどうはしおれ、心の楽しい者もみな嘆く。

鼓の音は静まり、喜ぶ者の騒ぎはやみ、琴の音もまた静まった。

彼らはもはや歌をうたって酒を飲まず、濃き酒はこれを飲む者に苦くなる。

すべての喜びは暗くなり、地の楽しみは追いやられた――』

牧師として教壇に立つ園長が、聖書にある言葉をマイクに向かって読んでいる。恵は『イザヤ書 第二十四章』となるページを開き、その言葉に赤い線をなぞった。これから起こる災いも、やっぱり神の仕業なんだわ……。“隠された答えの意味が分かるまで――”お姉ちゃん本当に自分は答えをだせるの?

隣に座る正樹を幸せに感じながらも文章をなぞるペン先を震わせてそう思ったこの週明けとなる日曜も正樹と恵は他人の目を意識する事無く朝から一緒に居た。しかし、やはり瞬く間に広がる過剰なる交際の噂には神経をやり、目のある場所では親しい友人のように振舞った。この狭い世界での噂は、される側を更に窮屈とし、そしてやがては“過剰”となりて“イジメ”へと変貌し、最後には“孤独”を長期的な罰として与えられた児童を、特に正樹はこれまで何人も見てきた。それ故に、当初、彼は神経質だった。しかし、遠くから自分の名前を呼ぶ恵から発せられた声と、全てが認める可愛さが、正樹の我慢を何時も緩く解放したのだった。二人は礼拝堂から出た後、体育館側から階段を下りた場所に位置する、テニスコート奥のベンチ

腰掛けた。空色は今日も大分明るく見えた。

「ねえ、正樹。来世とか、あと、何て言えばいいんだろう……。もう一つある光の世界、そお言うのって信じる?

正樹は無意識的に「うん」と答えた。

「聖書にね、こんな言葉があるの。『わたしは光をつくり、また暗きを創造し、繁栄をつくり、またわざわいを創造する――』多分、きっといつか、光と繁栄は来ると思う」

恵は口を閉ざした後、鼻から少し息をこぼしてから明るい空を見上げた。

「また一緒になれてるといいな。もう一つの世界で。向こうでは絶対こんな場所で出会ってないと思う……多分、もっと二人の場所が、とっても広くて暖かい所――」

正樹は恵の信仰かつ神秘的な事が混ざった話にうんざりとしながらも、真似るようにして上空を見上げてから「ああ、そうだな」と言った。

「そういえば、まだ話してなかったね。光の話――」

恵はまだ一体化したあの日の出来事を話していなかった。彼女はゆっくりと丁寧に正樹話した。

「それじゃ、お前は、恵であって恵じゃないって事なのか?

「そう言われればそうかもしれない。だって自分でも意識が飛びそうな感じで話してる時がある……ほら、今とか時々そんな感じになってるし……行動する時とか、何かがそうさせている事もある」

正樹は思い出した。確かに恵が誰か別の女性と重なって見える瞬間があると。しかし彼はそれに関して自身の思い過ごしだとばかり考えていた。光の世界? 弟が逝った時、何度か見えたあの現象の事だろうか? 恵の体験した話では、あれとは到底比べ物にならないほどに『光の世界』はとても大きく計り知れない。それならばあの断片的に見えた幻は一体何を意味していたのだろう? 恵と同じく、弟は何かを見せる為に、いや、知らせる為に、今は思い出せないほどに一瞬であった映像を見せたと言うのか? ――! 彼の記憶から一つの映像が鮮明に蘇った。テニスコート側の木陰にあるベンチに座り込み語り合う二人の姿を遠くから広角に捉えた光の世界まさにこの時の二人の姿だ。今起きた一瞬の記憶は一体なんだったのか。正樹は驚いた様子を隠して言った。

「……わからない。でも、お前の言う『光』の話は信じるよ」

「ありがとう」

会話が途絶え、辺りから雑音が聞こえるほど静まった。二人はテニスコートにある緩んだワイヤーから爛れた様子で見えるネットへ同時目を移した。恵と正樹は境界線を引いてある世界を、光は交互に飛び越し『結末』へ進む気が何となくした。

「恵は正樹のこと、ずっと好きだよ

 恵が正樹の方へ状態を向けた。

「正樹、目を閉じて」

恵は正樹が目を閉じたのを確認した後、同じく目を閉じ祈りを唱えた。

『どうか、わたしたちに良い事が見られるように。主よ、どうか、み顔の光をわたしたちの上に照らされるように――アァメン』

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